確定測量や境界立会の中で、越境物が見つかると、その後の説明や書類作成に時間を取られます。
「数ミリだけど確実に出ている」
「現状維持で合意できそうだが、書面化しておきたい」
「将来撤去の文言をどう書けばよいか迷う」
「覚書のたたき台だけでも早く作りたい」
このような場面で使えるのが、下記の越境物覚書作成プロンプトメーカーです。
必要事項を入力すると、ChatGPTやGeminiなどの生成AIに貼り付けるための越境物覚書作成用プロンプトを生成できます。
なお、越境物覚書の基本的な考え方やひな形を確認したい方は、先に越境物覚書のひな形とAI作成プロンプトをご覧ください。
利用前の注意
このページで生成するのは、あくまでAIに下書きを作らせるためのプロンプトです。
越境物覚書は、境界・越境物・当事者の合意・将来の承継に関わる文書です。AIが作成した文章をそのまま使わず、必ず測量図、現地状況、当事者の意思、事務所の書式、専門家判断に照らして確認してください。
また、実名・住所・地番などをAIに入力する場合は、利用するAIサービスの規約、事務所内の個人情報取扱ルール、依頼者への説明要否を確認してください。
越境物覚書作成プロンプトメーカー
下のフォームに必要事項を入力し、「生成する」を押してください。
完成したプロンプトをコピーして、ChatGPTやGeminiなどの生成AIに貼り付けると、越境物覚書の下書きを作成できます。
事務所独自の覚書テンプレートがある場合は、「事務所テンプレートあり」を選び、テンプレート本文を貼り付けてください。
越境物覚書作成用プロンプトメーカー
完成文はそのまま、ChatGPTやGeminiに貼り付けられます。
このプロンプトメーカーでできること
このフォームでは、越境物覚書に必要な基本情報を入力することで、AIに貼り付ける指示文を作成できます。
- 甲乙の当事者関係を整理する
- 越境物の種類を反映する
- 越境寸法を反映する
- 現状維持か撤去かを分けて条項を作る
- 撤去期限の有無に応じて条項を変える
- 事務所テンプレートを使って下書きを作る
- 最後に人間が確認すべき事項を出力させる
従来のように長いプロンプトを自分で考える必要はありません。必要事項をフォームに入れて、生成されたプロンプトをAIに貼るだけで、越境物覚書の下書き作成に進めます。
使い方
- 事務所テンプレートの有無を選ぶ
- 甲・乙の名前を入力する
- 越境物の具体名を入力する
- 越境寸法と単位を入力する
- 撤去しないか、撤去するかを選ぶ
- 撤去期限がある場合は日付を入力する
- 「生成する」を押す
- 完成プロンプトをコピーする
- ChatGPTやGeminiに貼り付ける
- 出力された覚書案を人間が確認・修正する
なお、実名や地番をAIに入力したくない場合は、最初は甲、乙、A土地、B土地などの仮名で試す方法もあります。
AIで作成した覚書案の確認ポイント
AIで作成した覚書案は、必ず人間が確認してください。
- 甲乙の関係が逆になっていないか
- 越境物の所有者が合っているか
- 越境方向が合っているか
- 越境寸法が測量図や確認図と一致しているか
- 撤去しない場合と撤去する場合の条項が混ざっていないか
- 撤去期限がある場合、日付が正しく反映されているか
- 別紙確認図への言及が残っているか
- 承継人への説明や引き継ぎに関する表現が適切か
- 当事者が合意していない内容が入っていないか
- 事務所テンプレートや従来の書式と矛盾していないか
特に、越境方向、越境寸法、撤去時期、費用負担、承継に関する記載は、後日のトラブルに直結しやすい部分です。AIの文章が自然でも、内容が事実や合意とズレていれば使えません。
関連する調査士用プロンプト
越境物覚書以外にも、調査士業務ではAIで下書きにしやすい文書があります。
隣地挨拶状、送付状、会議録、督促文、隣地対応文案などは、調査士用プロンプト一覧にまとめています。
無料特典
調査士業務向けプロンプト・カスタムGPTを無料で受け取れます
「まずAIで実務文書を作ってみたい」「調査士業務で使えるプロンプトを試したい」という方向けに、 調査士業務で使いやすいカスタムGPTと、地積測量図を短時間でテキスト化するプロンプトを無料で案内しています。
- 隣地挨拶状作成カスタムGPT
- 隣地立会シミュレーター
- 地積測量図を3分でテキスト化するプロンプト
- 毎週水曜日の「調査士×AI」活用メルマガ
まとめ
越境物覚書作成プロンプトメーカーは、越境物覚書の下書きをAIで作るための指示文を生成するフォームです。
必要事項を入力すれば、ChatGPTやGeminiに貼り付けるプロンプトを作成できます。
ただし、AIが作るのはあくまで下書きです。越境の事実、越境寸法、当事者の合意、撤去又は存置の方針、承継人への説明などは、必ず人間が確認してください。
越境物覚書の基本を確認したい方は、越境物覚書のひな形とAI作成プロンプトもあわせてご覧ください。
プロンプト使用時の注意点
AIの回答にはハルシネーション(事実と異なる「もっともらしい」嘘)などが含まれるので、プロンプトを工夫しても100%の正確性は担保できません。
特に、土地家屋調査士や司法書士など国家資格者からの書面であれば、誤情報であったとしても「そうなの?」とそのまま進んでしまい、後で大問題になる恐れがあります。
AIを使う場合には、下記のポイントに注意しましょう。
- AIの回答は人の目で必ずチェックする:生成AIで作ったものでも最終的な責任は、書類を作成した資格者が負うことになります。必ず人の目で最終チェックをしましょう。
- 最新情報を必ずチェックする:AIはネット上にある情報を基に生成しており、情報が古い、法改正を知らない、誤情報を基にしている、といったリスクがあります。法改正・新制度は、e-Gov(法令検索)や政府広報オンラインなどの公的サイトでチェックしましょう。)
- 機密情報は最低限に:生成AIに入力したデータは機械学習に使われる可能性があります。オプトアウト(学習させない)設定の利用、顧客情報や機密情報の入力は最低限にする、ChatGPT Team(法人向け2アカウント以上※デフォルトでオプトアウト設定)などで対策しておきましょう。